【8月のクリスマスローズの育て方・栽培管理】
8月は一年の中でも最も過酷な時期です。株は休眠状態に見えますが、土の中では秋からの開花に向けて花芽づくりが進んでいます。今は「育てる」というより、「暑さから守る」ことが一番大切です。
【風通しの良い涼しい環境で管理しましょう】
今年も厳しい暑さが続いています。できるだけ風通しを良くし、西日や熱気がこもる場所は避けて管理します。
【水やりは早朝がおすすめです】
水やりは気温が低い早朝または、夕方気温が下がってから行いましょう。日中や夕方の暑い時間帯は、鉢内の温度や湿度が上がり、根を傷める原因になることがあります。
【葉水で葉ダニを予防しましょう】
乾燥が続くと葉ダニが発生しやすくなります。水やりの際に葉の表裏へ軽く水をかけることで、予防効果が期待できます。
【肥料は与えません】
休眠期のため、この時期の施肥は根への負担となり、高温時には株を弱らせる原因にもなります。肥料は与えず、秋まで待ちます。
【遮光をして直射日光を避けましょう】
遮光ネット(50~70%程度)などを利用し、強い直射日光から株を守ることが大切です。特に午後の西日はできるだけ避けてください。
最高気温が35℃を超える日が続く場合は、水やりだけでなく鉢自体が高温にならないよう、地面から少し浮かすなど、照り返しの少ない場所へ移動させることも効果的です。
【葉焼けした葉は慌てて切らないで】
猛暑で葉が茶色く焼けても、病気でなければ無理に切り取る必要はありません。焼けた葉も株を日差しから守る役目を果たしています。
葉を切ると新しい葉を出そうとして体力を消耗し、その新葉も再び暑さで傷んでしまうことがあります。暑さが落ち着くまでは、そのまま様子を見ることをおすすめします。
【台風への備えも忘れずに】
8月は台風が多くなる季節です。鉢植えは風の当たりにくい場所へ移動し、転倒や枝折れを防ぐようにしましょう。
今年のような猛暑では、「元気に育てる」よりも「夏を無事に乗り切ること」が何より大切です。暑い夏を乗り越えた株は、秋の涼しさとともに元気を取り戻し、美しい花を咲かせる準備を始めます。焦らず、やさしく見守ってあげてください。