Christmas rose (Helleborus niger)
キンポウゲ科 クリスマスローズ属
耐寒性宿根草
キリスト降誕の象徴 12 月25 日の誕生花

歴史と神話

ヘレボルスは薬用植物として利用され、ヨーロッパの宗教と関係し、多くの神話を残してきました。そして、今、私たちの庭やバルコニーの中に大きな歴史を作り続けています。


古代ヘレボルスは薬として使われてきました。ヒポクラテスはヘレボルスの成分を利尿剤や下剤として利用しました。精神安定剤としても利用しました。心血管の治療にも用いられました。現在用いられる強心配糖体ヘレブリンはヘレボルスを語源とします。


紀元前600 年には生物兵器として戦争に使われました。古代都市Kirrha はソロン大将率いるアテネ軍に包囲されていた。井戸や雨水を優先して利用しました。乾燥期になると川の水を利用します。アテネ軍はヘレボルスの根を川に浸しました。川に水を飲んだ住民は弱体化し、アテネ軍は勝利しました。


長くの間、ヘレボルスは悪霊を追い払う植物として、庭に植えられました。
それは、属名Helleborus は「殺す」を意味するhellion. と、「食べ物」を意味するbora の2つのギリシャ語を語源としても表れています。ヘレボルスは“ 預言の花” としても知られています。天候を予測するために使われました。


ニゲル種(Helleborus niger)は“ クリスマスローズ” と呼ばれています。年の暮れクリスマスの頃に咲くことからそう呼ばれました。

神話として、この植物の起源が語り継がれています。キリストが誕生した時、祝福に訪れた貧しい羊飼いの少女がいました。何か捧げ物をと思ったものの、季節は冬で1 輪の花すら見つかりませんでした。

少女はがっかりし、涙していると、バラのような美しい純白の花を一面に咲かせ始めました。幸せに満ち、羊飼いの少女は“ クリスマスローズ” を生まれたばかりのイエスに捧げました。 これでこの花がキリスト降誕の象徴となりました。

本来の意味では、ニゲル種がクリスマスローズですが、現在では、同じ属の春咲きガーデンハイブリッド、種間交配種やその他の原種も含め、クリスマスローズと呼ばれています。