【サキシフラガ・ダンシングピクシーの育て方・栽培管理】

 

シーボルトが持って帰った紫陽花がそうであったように童仙房ナーセリーが持って行った大文字草が【ダイシングピクシー】としてヨーロッパから帰ってきました。
山野草だった大文字が鉢花やガーデン素材へと育種され、花持ちの良さ、強健さ、豪華さを兼ね備えた【サキシフラガ・ダンシングピクシー】としてデビューしました。
開花時期は9月から10月で、品種は19種類。
鉢花として室内鑑賞 贈り物、寄せ植え、ご家庭のガーデンに、また、冬から春は葉だけでも楽しめます。
是非、以下をご参考に新しいお花を楽しみましょう。


■置き場所
屋外の半日陰、室内の明るい場所が適しています。
真夏の直射日光は避けます。全く日の当たらない場所で育てると花付きが悪くなります。
冬は寒風に吹きさらされないように、鉢植えは風の当たらない場所に移動します。


■植え込み用土
肥えた水はけ水持ちのよい用土が適しています。
排水の良い用土をいつも湿らせておきます。
市販の用土に腐葉土を混ぜ合わせます。


■肥料
真夏と真冬以外は肥料をあげます。3月~6月 9月12月
固形の有機肥料または固形の化成肥料を2か月に1度、液体肥料は2週間に1度(2000倍)


■水やり
ダンシングピクシーは、お水が大好きです。いつも土が湿っている程度に、土が乾く前にあげます。
但し、受け皿に水をためると根が傷み枯れてしまいます。
地植えでよく乾く場所であれば、特に注意して乾かないようにします。
冬場も凍らない場所で乾燥に注意します。

 

■病害虫に注意
病気は早めに見つけて駆除します。
灰色カビ病 うどん粉病など多くの病気の発生の可能性があります。

害虫は見つけたらすぐに駆除します。
アブラムシ・ダニ・ヨトウガ などの害虫が寄生することがあります。


■予防方法
水溜りを作らない・風通しを考える・雑草を生えないようにする・など周辺の環境を清潔にするのが最も有効な予防方法です。
防除の薬品も有効ですが、周辺の環境整備をしましょう。


■開花時期
9月から10月まで、霜にあたるまで楽しめます。


■植え替え
毎年~2年毎、春に植え替えます。
鉢植えの場合は少なくても2年に1度は植え替えをしましょう。
期間は、休眠期(12月~3月)生育期なら5月までに終わらせます。
高冷地の場合は3月~6月がよいでしょう。