クリスマスローズを苗から育て始めたら、

ニゲル系→12月 ニューハイブリット→1月 ガーデンハイブリット→3月 

どなたも満開の多くの花を期待し、夢が膨らみ待遠しいものです。

クリスマスローズの栽培はさほど難しいものではありませんのでご安心ください。ただ必要な時期に、必要なことをするだけで、難しい作業ではありませんが、寒い北欧から来た植物ゆえ、日本の他の多くの植物と成長期や開花時期が違います。

このポイントを理解すると、きっと、クリスマスの時期や、凍りつく寒い冬に満開になり、日本のガーデン風景が変化することでしょう。

是非、一緒にクリスマスローズを育てて楽しみましょう。


以下、1月~12月まで、簡単にまとめましたので、ご参考ください。

 

 

 

クリスマスローズの育て方 1月

日が少しずつ長くなる頃、クリスマスローズもニゲル種から交配種へと季節が変わっていきます。
異種間交配種は三寒四温を繰り返し、寒さで動きの止まっていた蕾が大きくなって開花です。
寒さが厳しいけれど、できる限り風や霜を避け、なるべく日の当たる場所に置きます。

乾いたら日光の十分に当たる午前中に、たっぷりとお水を与え、水やり毎に液体肥料1000倍をあげるのも花を春まで咲かせるコツです。
この季節は、花を観賞する季節です。灰色カビ病の予防のために、株元の傷んだ葉茎の整理をしましょう。

 

クリスマスローズの育て方 2月

異種間交配種に加え、ガーデンハイブリッドも本格的な花の開花期を迎えます。
ガーデンハイブリットには一月まで休んでいた肥料をまたたっぷり与えましょう。
開花を長く楽しむために、リン酸分の多い肥料も良いです。カビが入らないように傷んだ蕾や葉茎はこまめに取除き株元の整理をしましょう。ポット苗の大きいものは地植えにするのも良い時期です。

 

クリスマスローズの育て方 3月

庭に植えてあるクリスマスローズも最も盛んに開花し、喜びを味わえる時期です。
4月いっぱいには十分な肥料をあげ、この時期は夏に向けて体力をつける季節です。
種房を付け始めた花は切り取り切花で楽しむといいでしょう。陽気に誘われ、土の中の虫や微生物が動き始めるころです。
クリスマスローズは最もよく生育する時期に入ります。オルトランなど浸透移行性の薬を撒き、害虫駆除をします。
鉢植えで大きくなった株は一回り大きな鉢に植え替えます。植え替え後は2週間程、肥料は与えませんがその後は、液体肥料を与え夏超えの体力を蓄えます。

 

クリスマスローズの育て方 4月

花の時期が過ぎ、新葉がたくさんできる時期です。終わりを向かえた花は地面から5cm程で切り取ります。株元は灰色カビ病がでないように整理します。新葉の生育に邪魔になる古い茎や葉も取り除きましょう。
特に雨後は病気が発生しやすいので、注意しましょう。ダコニールを1000倍で散布します。
肥料は液肥であれば毎週1回程度、固形であれば最後の施肥となるでしょう。

 

クリスマスローズの育て方 5月

しっかりと葉が生育し、株が充実し夏に向けて十分力を蓄積させています。多くの葉は夏の日差し、暑さから株を守る役目を担っています。
この時期は湿度が高く温度差も激しくなるので、風通しが悪いと病気になるため枯葉や雑草は常に取り除き清潔に管理します。
灰色カビ病・立ち枯病・ベト病の予防のための殺菌剤をそしてアブラムシ・ヨトウ虫の食害の予防に殺虫剤を散布します。
肥料はこの時期には固形は与えず、液体肥料を週1回程度から少しずつ減らして与えます。
花は茎の根元付近から切り取り、雨の多い時期に向けて、株元の整理をしましょう。
日差しが強くなり、鉢はそろそろ寒冷紗や木陰へ移す準備をします。地植えの場合は周りの樹木の様子など確認してみてください。

 

クリスマスローズの育て方 6月

梅雨のじめじめでもクリスマスローズは活動中です。大雨や急な日差しが心配です。
カビがはえやすい状態なので、ダコニールやベンレート等の消毒剤を散布します。
病気対策に株元を清潔にするために、4月に切り取った花茎の残りが腐ってくるので取り除きます。
雑草もとり、風通しよくしましょう。鉢が雨につかることのないように、また西日が当たらないように置き場所を工夫します。
地植えのクリスマスローズには、6月~10月上旬までは、よしずや遮光ネットで日よけを行います。
根ぐされの原因となるので、肥料は9月中旬まで禁物です。
既に、病気かなと心配な株は、鉢から抜いて傷んだ根は切り取り、根も消毒し清潔な用土で一回り大きな鉢に植え替えましょう。
アブラムシ、アザミウマ、ナメクジが発生しやすいので、ニーム オルトラン アドマイヤ ナメクジ駆除剤で対応します。

 

クリスマスローズの育て方 7月

クリスマスローズは休眠状態に入ります。
水やりは、日中はさけ、早朝か夕方日が沈んでからにします。
雨が続くと土中が湿っているので、土が乾いてから与えます。
雨水が根元にたまらないように土を掘って溝を作るなど工夫をします。
カンカン照りが続くと、根元の土だけでなく、葉にもミストシャワーをすると涼しくなり元気になります。
3週間に一度、殺菌剤と殺虫剤を葉の裏側にも散布します。
葉ダニには、マラソン乳剤を散布します。
休眠期ですが茎の基に花芽ができる時期で食害を防ぐためナメクジの駆除も必要な時期です。
鉢は、日陰になっているか確認し移動します。地植えのクリスマスローズには、よしずや寒冷紗などで西日が当たらないように工夫をします。

 

クリスマスローズの育て方 8月 

クリスマスローズにとってはまだまだ真夏、できるだけ風通しよく、涼しい環境を作ってあげます。
お水は、日中の高温期は避け、涼しい時間帯に与えましょう。
極端な乾燥は、葉ダニの発生の原因になるので、水やりの際、葉の表面にかけると予防になります。
ニゲルは暗めの場所に置きます。
休眠状態で、外観は、葉や根に成長の変化はありませんが、土の中では花芽形成が進んでいます。
夕立がありがたいですが、かえって高温過湿になり、病気が出やすくなるので、傷んだ葉や枯れた葉は取り除き株元を清潔にしましょう。
台風のシーズンは鉢植えの置き場所に注意しましょう。
この時期に肥料を与えると病気の原因になるので与えません。
遮光ネットなどで、直射日光をさけるように工夫が必要です。

 

クリスマスローズの育て方 9月

月末頃、気温がすっかり下がり秋を感じたクリスマスローズに、肥料を与え始めます。
液肥は、週1回1000倍液を。固形は5号サイズで3g程度与えましょう。
まだ気温高い日もあるししばらく肥料を与えていなかったので、少ない目から徐々に増やしていきます。
水やりは朝夕の涼しい時間帯に与えます。
根元の雑草を取り除き清潔に保ち、土が流れ出し根が見えていれば少し土をかぶせましょう。
夏の暑さで、黄色くなった葉を取り除くなど傷んだ株の手入れをし回復を待ちます。病害虫の予防になります。
日陰に移動していた株も、気温が下がると日当たりの良い場所に移動し、日よけ対策の遮光ネットも取り外し、秋の成長期の準備をします。
新しい葉が出始め茎元には花芽が完成しています。
順調に育った大株を植え替えたり株分けをする場合は、鉢や土の準備をします。

 

クリスマスローズの育て方 10月

6月から日陰に移動していた鉢を十分に日が当る場所に移動します。地植えのよしずや遮光ネットをはずし、日よけになっていた樹木の葉や枝も整理します。
クリスマスローズは生育旺盛期で新葉や根を盛んに伸ばし株も立派になります。
多くの花を咲かせるためにはこの時期にたっぷりの肥料と日光を与えましょう。そしてお水も切らさないように注意します。
露にあたり、新芽が痛むことがあります。痛んだ茎や葉を根元から削除して、病気の元を除きます。すっきり株元を整理するといいでしょう。
根の詰まった鉢植えは二回り大きな鉢に植え替えましょう。
地植えにされる株は、落葉樹の下など夏は木陰になり水はけのよい場所に植えます。
植え付け間隔は、40㎝~50㎝ 植穴は根鉢の倍以上掘りおこし、苦土石灰や腐葉土を混ぜ合わせます。

 

クリスマスローズの育て方 11月

十分に太ったニゲルは11月が最も元気に活動し美しい純白の花を咲かせ始めます。
お水や肥料を切らさないよう注意します。
リン酸成分の多い緩効性化成肥料を月に一回6号鉢で6g程度、与えます。液体肥料は週に2回程与えます。
長雨が続くと病気に注意が必要でよく観察します。特にこの時期は灰色カビ病が多く、予防は古い葉、痛んだ新葉をこまめに取り除くことが大切です。
開花後の花も灰色カビ病に侵されることがあるので落ちた蕊や種房は取り除きましょう。
地植えの大株は株分けをし、根の詰まった鉢植えは二回り大きな鉢に植え替えていただくとよいでしょう。
置き場所は日があたり風通しの良いところが適しています。

 

クリスマスローズの育て方 12月

外は氷点下。寒さに強いクリスマスローズも植物内の水分も凍ってしまいます。
日が当たり暖かくなる日中は元の元気な姿にもどっています。
ニゲルが盛んに咲き、寒さにあたった花がほんのりピンクに化粧を始めます。
この頃のクリスマスローズの管理は素直に花が上がってくるように古い葉を整理。蕾が病気に侵されないようにしましょう。
殺菌剤を花や蕾にあまりかけないようにし、株元にたっぷり散布します。
楽しんだ花は早めに切りとり、切り花として楽しむことで、2番花も楽しめます。